あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
「奈々さんを断る…ですか…。
でも…今はその勢いはないんですか?」


「ないわよ。」


「随分と即答なんですね。」


「当たり前じゃない。
あれから何年経ったと思う?私を何歳だと思ってる?

あの頃の勢いと度胸があったら、玉砕覚悟で何度でもアタックしてるわよ。」


「奈々さん…。」


「蓮はね、蓮は…好きな相手だけに見せる顔があるの。

今までにその顔を見せたのはたった2人…葵さんと梨花ちゃんだけ。

何度もその顔を私に向けてって心で叫んだか分からないわ。でも想いは叶わなかった…。」


「心の中の叫びで思いが叶うはずないじゃないですか~!」


「横山。正論だけど厳しい突っ込みね。」


「当たり前ですよ。
思いは口に出して…言葉で伝えなきゃですよ~。」


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