あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~
「………ありがとう。」
彼に腕を支えられながら、力なくお礼を言う。
目の前に居るのは、紛れもなく、あの蓮だ。
ずっと2ヶ月間探していた彼に間違いない。
「ダメじゃないですか…。
有名人が変装もしないで、こんな所ウロウロしてたら…。」
はぁ~っと溜め息をついた蓮が、呆れたように私を見ながら言う。
「私の事…覚えてるの…?」
「覚えてるも何も…最初から知ってますよ。
モデルの奈々さんでしょ?
奈々さんほど有名なモデルを知らない人なんて、殆ど居ないですよ。
ポスターや看板とかテレビとか…奈々さんを見ない日なんて無いくらいなんですから。」