冷徹執事様はCEO!?
すぐ近くに田中が迫り私は動揺しまくり。

頭に手を添え、抱き寄せられた。

ふんわりとボディーシャンプーの匂いがする。

「これが添い寝です」

「引っ付き過ぎじゃない?」

「添い寝とはそうゆうものでしょう」

確かに人肌の温もりって心地よい。

今晩この暖かさを求めていたので尚更。

広い胸に恐る恐る顔を埋めてみると腕の中にすっぽり収まってしまう。

田中が頭を撫でてくれるので、徐々に緊張が解けてくる。

そう言えば今日は緊張の連続だったっけ。お昼寝もしてないし。

本来だったら布団に入って3秒で眠れるくらいドロドロに疲れていた。

広い胸の中で私は小さく欠伸した。

ハーブティーのリラックス効果か、やがて意識は遠のき、緩々と眠りに堕ちていった。


…そして明け方、胸を揉まれる件に戻る。
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