冷徹執事様はCEO!?
「うへー」

自室に戻るとだらしないため息が出る。

まさか、あのお兄さんが匠ちゃんのご学友だったとは…

もりもり餃子を食べていた隣の女子高生が、まさか葛城のお嬢さんだっとは思わなかったよね。
しかも得意気にオススメしちゃったしちゃったし。

思い出しては苦笑いを浮かべる。。

制服から、ルームウェアに着替えカーディガンを羽織る。

私はベッドにドサリと横たわった。

葛城のお嬢さん以前に、一人で中華屋さんに入る女の子なんてお兄さんも嫌だよなあ。

…そこで私はハッとする。

お金、返さないと。

私は一階に降りて匠ちゃんの友達が帰る時に声を掛けてもらうよう轟さんにお願いした。

彼らはちゃっかり夕飯まで食べていったようで、帰るのは21:00を過ぎた頃だった。

入浴も済ませて、部屋で寛いでいると轟さんから連絡が入る。

コットンワンピースにカーディガンを羽織り慌てて1階へ降りて行く。

匠ちゃんはロン毛を駅まで送りに車を出していたようで、お兄さんは運良く1人でいた。

既にバイクに乗っていたので、慌てて駆け寄った

「あ、あの!」

上擦った声でお兄さんに話し掛ける。
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