冷徹執事様はCEO!?
「燁子は実家に帰る。稜は自分のマンションへ戻る。婚約はなし。資本提携の話は本格的に進めて行く。それで問題は?」
匠ちゃんは両手を広げて私達に尋ねる。
「なし、だな」匠ちゃんはキッパリと言った。正論なので田中も私も意義を申し立てる事はなかった。
さすが出来る男、匠ちゃん。立派だよ。
雑務をこなすかの如く、私の婚約問題をいとも容易く解決していく。
きっと匠ちゃんにとっては煩わしい身内のいざこざを片付けたに過ぎない。
だけど、人の気持ちはそんな簡単に割り切れるものじゃない。
「匠ちゃんってモテないでしょ」
「そうだな。モテないな」私の恨みごとなんて、匠ちゃんはアハハっと笑って軽く受け流す。
「じゃ、そういう訳で今日の所は解散でいいかな」
匠ちゃんの見事な仕切りで事態は呆気なく一件落着した。私たちは揃って航生のマンションから出て行く。
タクシーを待っているあいだ、エントランスホールのソファーに座っていると、携帯の着信音が鳴る。
「すまん、俺だ」と言って匠ちゃんは電話をしに席を外した。
匠ちゃんは両手を広げて私達に尋ねる。
「なし、だな」匠ちゃんはキッパリと言った。正論なので田中も私も意義を申し立てる事はなかった。
さすが出来る男、匠ちゃん。立派だよ。
雑務をこなすかの如く、私の婚約問題をいとも容易く解決していく。
きっと匠ちゃんにとっては煩わしい身内のいざこざを片付けたに過ぎない。
だけど、人の気持ちはそんな簡単に割り切れるものじゃない。
「匠ちゃんってモテないでしょ」
「そうだな。モテないな」私の恨みごとなんて、匠ちゃんはアハハっと笑って軽く受け流す。
「じゃ、そういう訳で今日の所は解散でいいかな」
匠ちゃんの見事な仕切りで事態は呆気なく一件落着した。私たちは揃って航生のマンションから出て行く。
タクシーを待っているあいだ、エントランスホールのソファーに座っていると、携帯の着信音が鳴る。
「すまん、俺だ」と言って匠ちゃんは電話をしに席を外した。