冷徹執事様はCEO!?
そして2カ月後ーーー

「燁子様」

テノールの声が私の名前を呼ぶ。

「う…んん」

「燁子様、朝食のお時間です」

私はもぞもぞと羽毛布団から顔をだす。時計を見ると5時30分・・・。

「ちょっと早くない?起こすの」私は不機嫌全開で言う。

「今日は大掃除するって言ったでしょ?いつまでもぬくぬくしてるんじゃないわよ!」

有無を言わさず、べりっと布団を引きはがされた。

「ちょっと!なにすんのよ!このオカマ!」

「甘えるんじゃないわよ!このバツイチ年増!」

力じゃ到底かなわない。私はゴロンとベッドから引きづり下ろされた。

「痛いじゃない」私は恨みがましい視線を向ける。

「お雑煮作ってあるから一緒に食べよ?」

鳶色の瞳が柔らかにニッコリと微笑む。
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