冷徹執事様はCEO!?
ということは明日から正月の三ヶ日は来客ラッシュだろう。

パパ達が帰る前日の四日まで、何処へ姿を眩ませようかと算段を立てる。

「今年は燁子も一緒にお客様をおもてなしできるんだ。賑やかになって良かったじゃないか」

パパは、私の浅知恵を先読みして釘をぶっさして来た。

相変わらず抜け目がない。

「久しぶりにお着物着ようかしら」ママは少女のように目を輝かせる。

「燁子と一緒に着物でお出迎えしたら華やかになるね」パパも乗り気だ。

「江藤さん、お着物はどこへしまってあるかご存知?」スッカリその気の母はユウキを呼びつけた。

「和室の納戸にあるので、今晩出してアイロンをかけておきましょう」

ユウキは、ニコリと微笑んで言う。

両親の前ではお姉言葉も封印して、品行方正にしている。

「お願いするわ」

ご機嫌の母とは反対に私はため息を着いた。

ああ面倒臭い事になりそう。
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