冷徹執事様はCEO!?
翌日

皮肉なほどに快晴だ。

朝から和室で母と喜久田さんに着物を着付けてもらう。

私は潤みのある朱色の小紋を選んだ。満開の桜の花びらが、はらはらと風に舞うような美しい文様だ。

着物に合わせる帯は、濃い朱色に白いボタンが描かれた大胆なデザインで粋に仕上げた。

ママはピンクベージュのちりめん地に小さな水玉の模様が刺繍された小紋を選び、淡いピンクの帯を締める。

柔らかく女性的な印象でママにピッタリだった。

化粧はいつもよりアイラインをくっきりと入れて、口紅も赤めの色を選ぶ。

髪はユウキがタイトに纏めてくれた。

「二人が揃うと艶やかだな」

私とママの姿を眺めてパパは満足げに目を細める。
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