鳥籠の姫
 

彼女の周りの女子共に優しく声を掛けたり、接したりし、その気にさせてから突き放した。


「実は彼女が好きなんだ――・・・」



と、それを聞いた女共は彼女の嫉妬しヤキモチを焼き、結果的彼女を『いじめ』に追い込んでくれた。


 嗚呼、なんて可愛い牝豚共なんだろう…

 俺はその気なんて全くないのに、勝手に勘違いして、勝手にヤキモチ焼いて、勝手に彼女を追い詰めてくれた。

 本当、感謝しないとな…牝豚共には…クク…
 嗚呼、堪らないよ…笑いが止まらないよ……。




でも――・・・・





 なんてたって、一番堪らないのは…、

      彼女のあの表情なんだけど……ね…♪



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