君色〜キミイロ〜


「彼女の名前はね,笹中 美咲。
ツトムの…2年前のモデルよ。」


2年前の…ってことは…


「橘さんが,1年生の時のってことですか?」


「そうそう。卒業イベントは全学年参加できるの。」


そうなんだ……

モデル…か…


「…でね,それをきっかけに…ツトムの才能に美咲さんが惚れてね?
二人は恋人同士になったのよ。」


――恋人…同士?


あっ…そっか。
そうだよね。

あんなに仲良さげに写真写ってんだもん。


当たり前か……


「莉緒ちゃん…大丈夫?」


「えっ…あっはい。」


やばい…素でなんか泣きそうだよ。


「続けるわよ?」


私は無言で頷いた。


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