君色〜キミイロ〜


どれくらいこうしてただろう。


橘さんは私を抱きしめたままずっと動かない。


私の顔の横にはすぐに橘さんの顔。

橘さんの柔らかい髪が私の頬に触れてる。


この体勢に私はもうどうすれば良いのかわからず…


ただ心臓がトクントクンと鳴ってるだけ。


「た…ちばなさん?」


そっと尋ねてみると…


「う…ん…」


と言って私の首筋に顔を埋める。

「きゃっ…!!」


橘さんの髪がちょうど首にあたってくすぐったい。


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