君色〜キミイロ〜
「またバカにして…もう帰るっ!」
そう言ってぐるりと向きを変えようとすると
橘さんが後ろから私を抱きしめた。
「ごめん,ごめん。いきなり言ったら抵抗あるかなと思って…。
ここのコテージ俺も初めてなんだ。」
「……?」
「だから俺も楽しみなんだ。
それを莉緒ちゃんと分かち合えるなんて最高でしょ?」
橘さんは少し首を傾けて私に問いかけるように笑う。
サラサラの明るい茶色の髪が揺れる。
ああー!…やっぱりかっこいい。
「わ…かった。」
「ほんとっ!?じゃあ早速入ろう!」
橘さんはほんとに嬉しそうに私の手を引いて歩いた。
またまた橘さんにやられてしまった…(笑)