君色〜キミイロ〜


ここは1つのコテージにつき1個のお風呂が付いているという設備。


…なんて説明はよくって!


「あれ?莉緒ちゃん…もしかして緊張してる?」


「…へっ…?」


橘さんは私の目線までかがんでニヤリと覗き込む。


ふわりと香るシャンプーの匂いと共に


まだ洗いたての髪から落ちた水滴が私の腕に止まる。


それだけの事なのに私は一気に体温が上がるのがわかる。


「は…入ってきます!!」


私は逃げるように荷物を手にとると浴室に駆け込んだ。


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