君色〜キミイロ〜


「じゃあ…アトリエ入ってみる?」

そして私に向けられた少し赤くなった頬に


優しい眼差し。


大きな掌。


「うんっ♪」


その大好きな優しさを全部抱きしめるように


私はギュッと橘さんの掌を握った。



チラッと橘さんを見上げると


「んっ?」


って優しい青い瞳が微笑みかける。


「ううんっ!何でもなーい♪」


私はそれだけで嬉しくなって
橘さんの腕に自分の腕をからめた。


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