イケメン先生は危険男子でした!?
まさかの展開にあたしは目を丸くする。


だけど悠真はまだムスッとしたままで、腑に落ちないという表情をしている。


「も、もしかしてここに呼ぶのって息子じゃなくて強い仲間だったりするのかな?」


あたしは悠真の顔を見ていて徐々に不安になり、そう聞いてみた。


しかし悠真はあたしの言葉に「いいや、違うと思う」と、答えたのだ。


「へ? 違うの?」


「あぁ。たぶんここへは本当に息子が来る」


そう言い、悠真は再びソファに座った。


「よ、よかったね!?」


「……あぁ、そうだな」


問題は簡単に解決できそうなのに、なんで不機嫌なんだろう?


あたしはその理由がわからず、1人首を傾げたのだった。
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