イケメン先生は危険男子でした!?
自分で悠真の動きを阻止したくせに何を言っていいのかわからず、あたしはしどろもどろにそんな事を言っていた。


とたんに、プッと噴き出して笑い出す相手の男。


その表情は先ほどまでの威嚇するようなものではなくて、あたしはとりあえずホッと胸をなで下ろした。


悠真はそれを見て軽く舌打ちをする。


まだ納得できていないみたいだけれど、相手が完全に戦う威力を失っているので渋々気持ちを落ち着かせたようだ。


「【黒龍】のお前にもそういう女ができたか。拳を途中で下げるなんて、大した女だな」


相手がそう言うと、悠真は無言のままそっぽを向いてしまった。


あたしは男の言葉にキョトンとしてしまう。


そういう女って、どういう意味?


なんだかすごく特別扱いしてくれているような感じだけれど、それは勘違い。


あたしが悠真につきまとっているだけだもん。


そう思っていると、相手の男はまた葉巻を取り出して口を加えた。


「【黒龍】に女ができた祝いに、今からここに俺の息子を呼んでやるよ」


そう言うと、携帯電話を取り出したのだ。


え?


息子って、今回の事件の当事者だよね?


呼んでくれるの!?
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