イケメン先生は危険男子でした！？

「ど、どうしよう、カンナ……」


あたしまで学校で恐れられえる存在になってしまう。


全然そんなことないのに！！


「だって、休憩時間の度にあの２人教室に来るし、詩もそこそこ楽しそうに話てるんだもん。仕方ないでしょ」


「そ、そんなぁ……！」


たしかにあの２人と話すのは楽しかった。


２人が初々しくてあたしが一方的にからかっていただけだけど。


それがこんな注目を浴びる結果になるなんて、考えもいなかった。


１人で焦っているとかんなが急にハッとした表情になり、あたしを心配そうにのぞきこんできた。


「まさか詩。あの２人に脅されたりしているんじゃないの？」


かんなの口から発せられた予想外の言葉にあたしは唖然としてしまう。


脅される？


あたしが、あの２人に？


「な、なんでそんな発想になるの！？」


「だって、急にあの２人と仲良くなるなんてありあえないじゃん。


先生に告白した直後に急に話しだすなんて、絶対におかしい！」