♠俺様王子と貧乏メイド♧




「咲良!!」



「…勇人?」





なんと校門には勇人が…!!

なんで…




「ばか咲良!!何、勝手に転校なんか
 してんだよ!!お前にこんな金持ち
 学校似合わねーよ!!戻ってこいよ」



勇人は私の方に走ってきて
肩を掴んできた。


「勇人ごめん…」



私も本当はそっちに戻りたい。

今日1日すごく息苦しかった。



「誰?」


ずっと見てた碧が口を挟んだ。


「あ、えと「咲良の幼なじみだけど。」



勇人は強気に碧の目を睨んだ。



「そうか。じゃ、俺先帰るな。
 咲良、迎えは家の方に電話したら
 来てくれるから。それじゃ」



「あ、わかった」


 
私は碧が車に乗ったのを
見ると勇人の手を引いた。



「昔よく遊んだ公園いこ?
 そこでぜんぶ話すね。」



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