その光を、追いかけて。
「それは僕の調子がよくない時だけだよ。
仁葉が泊まることができるってことは、本当はないけど……。
お泊りは僕がしんどいってことだけどいいの?」
「だめ!」
泣きそうな表情でそんなことを言う光ちゃんを睨む。
「ははっ、うん。
仁葉はそう言うと思った」
「〜〜っ」
光ちゃんの、ばか。
仁葉は怒ってるのに、柔らかく笑うなんてずるいんだ。
「優しい仁葉。
今日は帰って、また来てくれる?」
ゆるりと首を傾げられて、髪を撫でられる。
そんな風にされたら、仁葉はわがままを言えなくなっちゃう。
うんわかったよ、って頷くしかなくなっちゃう。
「……じゃあね、光ちゃん」
「うん、またね」
その言葉、うそにしちゃ、やだからね。