FOREVER FRIEND
しばらくすると、裏口のドアが開いて閉まる音が聞こえてきた。それに気づいたルイが小声でユリアに話しかけてきた。
「ミカが来たみたいだよ。私、呼んでくるね」
「えっ、あっ!まだ、心の準備が‥‥」
ルイは厨房の方に入って行ってしまった。
「ねぇ、こっち来て。紹介したい人がいるから」
厨房からルイの声が聞こえてきた。
どうしよう、大友さんがこっち来る。心臓が口から出てきそう。
ユリアはとりあえず、カウンターの椅子から下り、立って待つ事にした。
すると先にルイが出てきた。
ルイの後ろにはミカの姿が見えてきた。
ユリアは緊張のあまりミカの顔を見る事が出来ず、ルイの事を見ていた。
「紹介するね!新しくバイトに来てもらう事になったユリアちゃんだよ」
えっ!?バイト?聞いてないんですけど‥‥。
でも、話し合わせないと。
「あの、佐田ユリアです。宜しくお願いします」
ユリアは深く礼をした。
ミカの顔は怖くて見る事ができなかった。
しかし‥‥‥。
「‥‥こちらこそ」
それは間違いなくミカの声だった。
ユリアは少し頭を上げたが、ミカはすでに厨房の方に行ってしまった。
もしかして大友さん、怒ってるのかな?やっぱウザイ奴って思われちゃったかな‥‥。
ユリアは急に不安になり、落ち込んだ。
そんな落ち込んでいる姿を見たルイがユリアに声をかけた。
「ユリアちゃん、頑張って!当たって砕けろだよ。大丈夫、私が付いてるから」
「あの~、砕けたらダメだと思うんですけど‥‥?」
「あっ、そっか。じゃあ、当たって砕けないように頑張れ!って言うのはどうかな?」
「フフッ」
ユリアが少し笑った。
「なんかルイさんと喋ってると緊張とか不安がどっか飛んで行ってしまいます」
「それは良かった~、ユリアちゃんやっと笑ってくれたねー」
「‥‥?」
不思議そうな顔でルイを見た。
「ユリアちゃん、ここに来てからずっと緊張してガチガチなの丸出しだったもん。私、笑っちゃったよ。
もっとさ、楽に考えていいんだよー。
っていうか、ユリアちゃんは多分考えすぎなんだよ。“人にこう思われたらどうしょう”とか気にしすぎなんじゃない?
それよりも、“自分が思ってる事”をちゃんと伝える事の方が大事だと私は思うんだけどなー」
「‥‥そうですよねぇ、頭では分かってるんですけど、なかなか‥‥」
「深く考えすぎない。リラックス、リラックス」
「ありがとうございます、そう言ってもらえると少し楽になりました」
「それは良かった~」
「ところでルイさん、私はこれからどうしたらいいんですか?」
「あぁ~、そうだ!ユリアちゃん、ここでバイトする気ある?さっきは私が勝手に思いつきで言っちゃったんだけど‥‥」
「はい、やってみたいです」
「じゃあ、決定だね~」
「でも、私バイトなんてやった事ないから何も分からないんですけど‥‥」
「あぁ~、そんなの適当でいいよ~」
「えっ、本当に何も分からないんですよ!!」
「うん、それさっき聞いたよ!だから適当、適当!」
「それじゃあ‥‥宜しくお願いします」
私にちゃんと出来るかなぁ~。
また、不安が増えたな。
「でっ、今日は何をしたらいいんですか?」
「今日は帰っていいよ~」
「えっ?」
「今日は帰って親御さんにバイトの許可を一応、もらってきて貰えるかな?私が勝手に決めちゃった事だから。ちゃんと親御さんの許可もらわないとね!後、履歴書もお願いできるかな?ちゃんと写真付きで」
「分かりました」
ルイさんって意外とそこらへんはちゃんとしてるんだ。
「時間とかは何時に来てもらってもいいし、これる時だけ来てもらっていいから。まぁ、そこら辺は適当に...」
「はい、分かりました」
「後、店の電話番号と私の携帯番号を教えておくから、ユリアちゃんの連絡先聞いてもいいかな?」
「はい」
ユリアはルイと連絡先を交換した。
「ミカが来たみたいだよ。私、呼んでくるね」
「えっ、あっ!まだ、心の準備が‥‥」
ルイは厨房の方に入って行ってしまった。
「ねぇ、こっち来て。紹介したい人がいるから」
厨房からルイの声が聞こえてきた。
どうしよう、大友さんがこっち来る。心臓が口から出てきそう。
ユリアはとりあえず、カウンターの椅子から下り、立って待つ事にした。
すると先にルイが出てきた。
ルイの後ろにはミカの姿が見えてきた。
ユリアは緊張のあまりミカの顔を見る事が出来ず、ルイの事を見ていた。
「紹介するね!新しくバイトに来てもらう事になったユリアちゃんだよ」
えっ!?バイト?聞いてないんですけど‥‥。
でも、話し合わせないと。
「あの、佐田ユリアです。宜しくお願いします」
ユリアは深く礼をした。
ミカの顔は怖くて見る事ができなかった。
しかし‥‥‥。
「‥‥こちらこそ」
それは間違いなくミカの声だった。
ユリアは少し頭を上げたが、ミカはすでに厨房の方に行ってしまった。
もしかして大友さん、怒ってるのかな?やっぱウザイ奴って思われちゃったかな‥‥。
ユリアは急に不安になり、落ち込んだ。
そんな落ち込んでいる姿を見たルイがユリアに声をかけた。
「ユリアちゃん、頑張って!当たって砕けろだよ。大丈夫、私が付いてるから」
「あの~、砕けたらダメだと思うんですけど‥‥?」
「あっ、そっか。じゃあ、当たって砕けないように頑張れ!って言うのはどうかな?」
「フフッ」
ユリアが少し笑った。
「なんかルイさんと喋ってると緊張とか不安がどっか飛んで行ってしまいます」
「それは良かった~、ユリアちゃんやっと笑ってくれたねー」
「‥‥?」
不思議そうな顔でルイを見た。
「ユリアちゃん、ここに来てからずっと緊張してガチガチなの丸出しだったもん。私、笑っちゃったよ。
もっとさ、楽に考えていいんだよー。
っていうか、ユリアちゃんは多分考えすぎなんだよ。“人にこう思われたらどうしょう”とか気にしすぎなんじゃない?
それよりも、“自分が思ってる事”をちゃんと伝える事の方が大事だと私は思うんだけどなー」
「‥‥そうですよねぇ、頭では分かってるんですけど、なかなか‥‥」
「深く考えすぎない。リラックス、リラックス」
「ありがとうございます、そう言ってもらえると少し楽になりました」
「それは良かった~」
「ところでルイさん、私はこれからどうしたらいいんですか?」
「あぁ~、そうだ!ユリアちゃん、ここでバイトする気ある?さっきは私が勝手に思いつきで言っちゃったんだけど‥‥」
「はい、やってみたいです」
「じゃあ、決定だね~」
「でも、私バイトなんてやった事ないから何も分からないんですけど‥‥」
「あぁ~、そんなの適当でいいよ~」
「えっ、本当に何も分からないんですよ!!」
「うん、それさっき聞いたよ!だから適当、適当!」
「それじゃあ‥‥宜しくお願いします」
私にちゃんと出来るかなぁ~。
また、不安が増えたな。
「でっ、今日は何をしたらいいんですか?」
「今日は帰っていいよ~」
「えっ?」
「今日は帰って親御さんにバイトの許可を一応、もらってきて貰えるかな?私が勝手に決めちゃった事だから。ちゃんと親御さんの許可もらわないとね!後、履歴書もお願いできるかな?ちゃんと写真付きで」
「分かりました」
ルイさんって意外とそこらへんはちゃんとしてるんだ。
「時間とかは何時に来てもらってもいいし、これる時だけ来てもらっていいから。まぁ、そこら辺は適当に...」
「はい、分かりました」
「後、店の電話番号と私の携帯番号を教えておくから、ユリアちゃんの連絡先聞いてもいいかな?」
「はい」
ユリアはルイと連絡先を交換した。