FOREVER FRIEND
その後は特に話題が思いつかなかった為、ミカと会話が無いままいつの間にかバス停に着いてしまった。
「ねぇ、何処で降りるの?」
ミカが時刻表を見ながら言った。
「×××駅です」
「あぁ、×××駅を通るバスは今さっき出たばっかりみたいだから‥‥後、1時間ぐらい待たなきゃダメみたい」
ユリアたちの地方は都会ではない為、次のバスが来るまで1時間待ちは辺り前だった。
「分かりました。じゃあ、私はここで待ちます。大友さん!わざわざ送ってもらってありがとうございました」
「どういたしまして」
ミカはそう言うとバス停のベンチに座った。
「えっ、あの~大友さん?」
ユリアが不思議そうに聞いた。
「1時間も1人で暇でしょ?別にする事ないし、バスが来るまで一緒に待ってる」
「そっ、そんなの悪いですよ!!」
「私が勝手にいるだけだから気にしなくていいよ」
「でも‥‥」
ユリアは凄く嬉しくなった。自分をわざわざ送ってくれて、しかもバスが来るまで一緒にいてくれるミカの優しさ。
この人は本当に優しい人なんだ。
確かさっき『買い出しのついで』って言ってたのも私に気づかって言ってくれたんだ。
こんな私に優しくしてくれたのは大友さんが初めて‥‥これで3回目だ。
「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいます」
ユリアはミカの横に座った。
よし!チャンス再び到来。
何か喋らなくちゃ、何か‥‥あっ!そうだ私の事を聞けばいいんだ。
「あの、大友さん!私の事どう思っていますか?ウザイですか?」
ユリアが急に立ち上り問いかけた。
「!?」
「やっぱウザイですよね?自分でも分かってます。でも、ウザイと思われてもいいんです。私は大友さんと本気に友達になりたいんです。私、大友さんの事をもっと知りたいです」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「この前、断れたばっかりだけど‥‥やっぱ諦めたくないんです」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「あっ、自分でも分かってます!大友さんのストーカーみたいで気持ち悪い事は‥。
それでも、もう一度言わせて下さい!!
私と友達になってもらえませんか?
お願いします!!」
ユリアは頭を下げ、手を差し伸ばした。
「ぷっ‥‥‥ぷははは」
ミカが急に笑った。
「えっ‥‥」
「ごめん。急に何言い出すかと思ったら、何かテレビで見た事ある、告白タイムみたいだから思わず笑っちゃった」
「すっ、すいません‥」
「フフッ別に謝る事じゃあないよ。じゃあ、こちらこそこんな私で良ければ‥‥」
ミカはユリアが差し伸ばしていた手を握り握手をした。
「えっ!?本当ですか?」
ミカが優しく頷いた。
ユリアは嬉しくて喜びを隠せず、その場でガッズポーズをして飛び跳ねた。
「ねぇ、でも1つだけ確認したい事があるんだけど‥‥聞いてもいい?」
「はい、何でも聞いて下さい」
「そっち系の人(レズビアン)ではないよね?」
「えっ!?」
「ないないないないない!!至ってノーマルです。男好きです!それだけは神に誓ってないんで安心してください」
「ぷはははー、そんな必死にならなくても、冗談だよ」
ミカが爆笑した。
「じゃあ、私も聞いてもいいですか?」
「どうぞ」
「本当に“私なんか”と友達になってもらってもいいんですか?」
「ん?何その“私なんか”って、あなたが私を選んでくれたんでしょ?」
「‥‥はっはい、私は大友さんと友達になりたいです」
「じゃあ、それでいいじゃん。今度“私なんか”なんて言ったら怒るから」
「すいません‥‥」
「次言ったらデコピンだらね」
ミカが笑いながら言った。
「はい!!後、最後にもう1つだけ聞いてもいいですか?」
「うん、いいけど?」
「やっぱ私、しつこくてウザかったですか?ストーカーみたいで気持ち悪かったですよね?すいません」
「ううん、別にそんな事思ってないよ。思った事もないし。しつこいんじゃなくて、あなたは只、“一生懸命な人”なんじゃないの?私はそんな一生懸命な人、嫌いじゃないから」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「ん?どうかした?」
「あの~、一旦泣いてもいいですか?」
ユリアはミカの優しい言葉が嬉しくなって涙が込み上げてきた。
ユリアにとってミカは憧れの人。
自分とは一生縁のない人だと思っていたからこそ...嬉しくて堪らなかった。
それがまさか友達になれるなんて思ってもみなかった。ミカの何気ない優しさ、言葉が全部嬉しくて堪らない。
「ねぇ、何処で降りるの?」
ミカが時刻表を見ながら言った。
「×××駅です」
「あぁ、×××駅を通るバスは今さっき出たばっかりみたいだから‥‥後、1時間ぐらい待たなきゃダメみたい」
ユリアたちの地方は都会ではない為、次のバスが来るまで1時間待ちは辺り前だった。
「分かりました。じゃあ、私はここで待ちます。大友さん!わざわざ送ってもらってありがとうございました」
「どういたしまして」
ミカはそう言うとバス停のベンチに座った。
「えっ、あの~大友さん?」
ユリアが不思議そうに聞いた。
「1時間も1人で暇でしょ?別にする事ないし、バスが来るまで一緒に待ってる」
「そっ、そんなの悪いですよ!!」
「私が勝手にいるだけだから気にしなくていいよ」
「でも‥‥」
ユリアは凄く嬉しくなった。自分をわざわざ送ってくれて、しかもバスが来るまで一緒にいてくれるミカの優しさ。
この人は本当に優しい人なんだ。
確かさっき『買い出しのついで』って言ってたのも私に気づかって言ってくれたんだ。
こんな私に優しくしてくれたのは大友さんが初めて‥‥これで3回目だ。
「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいます」
ユリアはミカの横に座った。
よし!チャンス再び到来。
何か喋らなくちゃ、何か‥‥あっ!そうだ私の事を聞けばいいんだ。
「あの、大友さん!私の事どう思っていますか?ウザイですか?」
ユリアが急に立ち上り問いかけた。
「!?」
「やっぱウザイですよね?自分でも分かってます。でも、ウザイと思われてもいいんです。私は大友さんと本気に友達になりたいんです。私、大友さんの事をもっと知りたいです」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「この前、断れたばっかりだけど‥‥やっぱ諦めたくないんです」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「あっ、自分でも分かってます!大友さんのストーカーみたいで気持ち悪い事は‥。
それでも、もう一度言わせて下さい!!
私と友達になってもらえませんか?
お願いします!!」
ユリアは頭を下げ、手を差し伸ばした。
「ぷっ‥‥‥ぷははは」
ミカが急に笑った。
「えっ‥‥」
「ごめん。急に何言い出すかと思ったら、何かテレビで見た事ある、告白タイムみたいだから思わず笑っちゃった」
「すっ、すいません‥」
「フフッ別に謝る事じゃあないよ。じゃあ、こちらこそこんな私で良ければ‥‥」
ミカはユリアが差し伸ばしていた手を握り握手をした。
「えっ!?本当ですか?」
ミカが優しく頷いた。
ユリアは嬉しくて喜びを隠せず、その場でガッズポーズをして飛び跳ねた。
「ねぇ、でも1つだけ確認したい事があるんだけど‥‥聞いてもいい?」
「はい、何でも聞いて下さい」
「そっち系の人(レズビアン)ではないよね?」
「えっ!?」
「ないないないないない!!至ってノーマルです。男好きです!それだけは神に誓ってないんで安心してください」
「ぷはははー、そんな必死にならなくても、冗談だよ」
ミカが爆笑した。
「じゃあ、私も聞いてもいいですか?」
「どうぞ」
「本当に“私なんか”と友達になってもらってもいいんですか?」
「ん?何その“私なんか”って、あなたが私を選んでくれたんでしょ?」
「‥‥はっはい、私は大友さんと友達になりたいです」
「じゃあ、それでいいじゃん。今度“私なんか”なんて言ったら怒るから」
「すいません‥‥」
「次言ったらデコピンだらね」
ミカが笑いながら言った。
「はい!!後、最後にもう1つだけ聞いてもいいですか?」
「うん、いいけど?」
「やっぱ私、しつこくてウザかったですか?ストーカーみたいで気持ち悪かったですよね?すいません」
「ううん、別にそんな事思ってないよ。思った事もないし。しつこいんじゃなくて、あなたは只、“一生懸命な人”なんじゃないの?私はそんな一生懸命な人、嫌いじゃないから」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「ん?どうかした?」
「あの~、一旦泣いてもいいですか?」
ユリアはミカの優しい言葉が嬉しくなって涙が込み上げてきた。
ユリアにとってミカは憧れの人。
自分とは一生縁のない人だと思っていたからこそ...嬉しくて堪らなかった。
それがまさか友達になれるなんて思ってもみなかった。ミカの何気ない優しさ、言葉が全部嬉しくて堪らない。