続 鉄の女には深い愛情を
ーー明夫サイドーー


天と健夫をマンションに送った後
俺は天の家へ行った。


由里子さんには
朝電話して大体の話はしておいた。




ピーンポーン


インターホンを鳴らすと
由里子さんが出てきた。


しっかり警戒態勢はとっているらしい。


チェーンもかけて厳重に施錠されていた



「明夫くん。
待ってたわ。
みんな集まってくれてる」



リビングへ行くと、お袋と地域の人たちが数人来ていた。


正人さんと親父は仕事で
いなかった。


「数日前からちょっとおかしい事はあったの。
ゴミが荒らされてたりね。
でもあまり気にして無かったんだけど
まさか、またあの男が動き出したなんて思ってもみなかったから………」


由里子さんがたどたどしく話す。


いつもは明るい由里子さんだけど最愛の一人娘のピンチなだけに
その顔は真剣そのもの。


お袋もそんな調子だ。


天の事を本当の娘みたいに可愛がってきたのだから。


目に涙をためて

「天ちゃん……」
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