昨日の友は今日の恋人!?~甘い視線で迫られて~
「でも、桜には私が奢るつもりだったから。それに、親しき仲にも礼儀ありっていうじゃない?」と口にすると、隣を歩く奏多はクスリと声を漏らした。
「きっちりしないと気が済まないんだな、紫乃チャンは。……じゃあ、これから俺の家でUNO勝負でもする? で、紫乃が勝ったら払ってもらうか」
「私が負けたら?」
「聞くの?」
奏多が目を細めて大きく微笑むと、一瞬にして空気が蜜色に変わる。道端でひとのホルモンを刺激するのはやめてほしい。
「そっ、その賭け、おかしくない?」
焦る私を気にすることもなく、奏多は私の頭の天辺に顔を近づけ、わざとらしく、スンと鼻を鳴らした。
「それにしても。紫乃からすごい美味そうな匂いがするんだけど。これオカズにメシ、二杯はいけそう」
そうだった。すごい煙だったから匂いがついてるのは当たり前なんだけど、桜の騒ぎで忘れてたのだ。
今まで結構な焼肉臭を漂わせて、歩いてたんじゃないんだろうか。
「うわっ、やだ。……めちゃくちゃ恥ずかしい」
「恥ずかしい? なにがよ。べつに紫乃をオカズにするって言ってないだろ、本人いるのに」
美麗な笑みを浮かべる奏多の唇から出た下ネタ的発言に、お酒で鈍っている私の頭はフリーズした。
「……。奏多っ、そんな顔して、な…なに言ってんの」
「本当に恥ずかしくなったろ。あ~マジメに腹減った。紫乃いじりながら、なに食べるかな」
奏多は私の手の甲を撫で、悪戯な笑みをこちらに向ける。
「バカ」なんて、なじってはみたものの。
やっぱり私はこの笑顔に弱いらしい。
--- End ---
「きっちりしないと気が済まないんだな、紫乃チャンは。……じゃあ、これから俺の家でUNO勝負でもする? で、紫乃が勝ったら払ってもらうか」
「私が負けたら?」
「聞くの?」
奏多が目を細めて大きく微笑むと、一瞬にして空気が蜜色に変わる。道端でひとのホルモンを刺激するのはやめてほしい。
「そっ、その賭け、おかしくない?」
焦る私を気にすることもなく、奏多は私の頭の天辺に顔を近づけ、わざとらしく、スンと鼻を鳴らした。
「それにしても。紫乃からすごい美味そうな匂いがするんだけど。これオカズにメシ、二杯はいけそう」
そうだった。すごい煙だったから匂いがついてるのは当たり前なんだけど、桜の騒ぎで忘れてたのだ。
今まで結構な焼肉臭を漂わせて、歩いてたんじゃないんだろうか。
「うわっ、やだ。……めちゃくちゃ恥ずかしい」
「恥ずかしい? なにがよ。べつに紫乃をオカズにするって言ってないだろ、本人いるのに」
美麗な笑みを浮かべる奏多の唇から出た下ネタ的発言に、お酒で鈍っている私の頭はフリーズした。
「……。奏多っ、そんな顔して、な…なに言ってんの」
「本当に恥ずかしくなったろ。あ~マジメに腹減った。紫乃いじりながら、なに食べるかな」
奏多は私の手の甲を撫で、悪戯な笑みをこちらに向ける。
「バカ」なんて、なじってはみたものの。
やっぱり私はこの笑顔に弱いらしい。
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