ダイヤモンドの未来
ドアが開くと、いつもの会議室にはない、美味しい匂いが流れてきた。

真美さん、先生達が入ったところで、

「おつかれさまでーす。」
「お先でーす」

と黄色い、明るい声が一気に降り注ぐ。

「いっしょに食べましょう。」
「写真撮って下さい。」

ミニスカサンタさん達を筆頭に、その声は止むことはなく、サンタさんは囲まれた。

私は、関係なさそうにそうっと入り、開いている場所を探す。

私に気づいた真美さんが、

「いっしょに食べよう。」

と2人分の紙コップを持ち、声をかけてくれた。

向かった先は、唯一落ち着いている、師長クラスのテーブル。

そのテーブルも…と思ったが、盛り上がっている他のテーブルに行く勇気もなく、真美さんといっしょならと、一番端に座った。

みんな、ちゃんと、スマホ用意しててすごいなぁ…。

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