ダイヤモンドの未来
数分すると、戻ってきた蒼介は、俺のところに来て、スマホを差し出した。


「話したいってさ。」

誰が?
という疑問は顔に出ていたのだろう。

「今、真美と香江ちゃんが飲んでるらしい。」


とりあえず、スマホを受け取り、席を立つ。

用事があるなら、俺の携帯に直接連絡すればいいのに。

外まで出るのは寒いので、人がいない入り口の待機スペースでスマホを耳に当てる。



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