ダイヤモンドの未来
「ひどくなるようなら内科かかった方がいいけど、今、女医いないんだよな。」

「はい。」

「だから、インフルも受けてなかったんだろ?」

「あっ、知ってたんですか。」

気づいてたんだ。手術や入院が無事乗り切れたのも、きっと色々知らないところで、先生が気を遣っててくれていたのかもしれない。

「オペ前というか、香江見る前に、整形でフォローされたりしてるのかカルテ見たら、極端に受診歴少なかったから。」

「…そうですよね。」

病院で働いていて具合が悪ければ、すぐに薬を出してもらうスタッフも多い。
私はほとんど受診していないから。

「俺でよければ、診るから。とりあえず、聴診されたくなかったら寝て治すしかないなぁ。なんか、彼女の聴診するとか、プレイみたいだし。」

最後はにやっとした先生。プレイって…。骨折をしたときの医者の話をしたときに、聴診された話もした気がする。

先生は、この間のオペの時も、外来も入院中も極力触れないようにしてくれていた気がするし。
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