ダイヤモンドの未来
彼女としてはどうなんだろうか…。
触れたいと思ってくれるのだろうか…。
というか、私は大丈夫なのだろうか…。

過去を振り返るとキスはしたけど、実際に触れられる感じがどうしても…。

ただ、先生なら大丈夫だった。それは、もう足が限界だったから、頼れる医者としてだったからなのか…男の人としてはどうなのか…。

さっき熱を測られた時もイヤじゃなかったし。ただ、医者と男の人の境目が曖昧になっている。しかも、先生って呼んじゃってるし。何きっかけで切り替えればいいのかも分からないし。

先生は、プライベートは完全に名前呼びで、そういうところも慣れている感じがする。先生は、保田先生のことも診てあげたことあるのかな、診てもらったりとかも…

そんなとりとめない思考と妄想がぐるぐる回る。

「どうした?ゼリー食べたら。」

笑いながら言われて、今度ははっきりと赤面したのが分かる。

「いただきます。」

恥ずかしくて、急いで食べ始めた。

そして、先生に追いやられて潜り込んだ布団は、先生の匂いがする気がした。

本物にぎゅっとされたいなぁ、そんなことを思っていたら、緊張していたはずなのに、あっという間に眠りに落ちた。

< 206 / 331 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop