ダイヤモンドの未来
気を取り直して、映画を検索。

「映画、この時間だけど、土曜日のせいか結構あります。」

「どんな、映画が好き?」

「ハッピーエンドのが好きです。」

私にしては、力強く言い切ってしまい、はっとする。

先生は、一瞬驚いたようで、間があった後、くすくすと笑い出した。

「まさかの、結末指定か。好きなものは、はっきり答えてくれて、おもしろい。」

それは、病室での、『食べ物何が好き?』『うどん。』の会話を思い出していると思われる。

確かに、いつもは曖昧に答える私が、はっきり答えている。

『好きな○○は何?』に。

人を好きになることは、自分のいたらない面やダメなところを突きつけられることも多いけど、自分の知らない自分に出会うことも多い。

私はO型だけど、初対面ではほとんどA型に思われるらしい。几帳面とか真面目とかあまり嬉しくはない第一印象。そして、仲良くなればなるほど、O型を実感されるらしい。大雑把と…。先生の前では、どうなることだろう。

先生は、何型だろう…医療関係者にはB型が多いと都市伝説的にささやかれているけれど…。



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