ダイヤモンドの未来
「送ってやれないから、このまま、うちで寝てもらっていい?

病み上がりだから、ちゃんとベットで寝ろよ。

風呂も使って。」

「はい。」
急いでいる先生にごちゃごちゃ言えない。

「真美ちゃんから、電話で、香江にごめんて言っといてだって。」

最後のはそういうことか…

顔が赤くなる。


「じゃ、ごめんな。行ってくる。」

玄関に向かう先生を追いかけ、

「行ってらっしゃい。」

と見送る。

うれしそうに目を見開いた先生は、唇に触れるだけのキスを残して出て行った。


どうしよう…

はじめて来た先生のうちで、お風呂もベットも使っていいと言われても…

とりあえず、コーヒーカップを洗い、忘れないうちにと風邪薬を飲んだ。
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