† 碧い空 †
「あ…名前…」
聞いとけば良かった、と 後悔したのと半面、喋れて嬉しい気持ちもあった。


なんだろう…この気持ち…

…─
『…─ぶっはっ!それ、恋じゃんっ!』
『むっちゃ、恋やん!』

葉月と燕に真面目に相談したら、笑いながらこう返ってきた。
「笑うなよ…(怒)」
『すまん、すまん!』
『ごめん…(笑)』

やっぱり恋か…─。
『で、相手は誰なん!?』『そこが肝心…っ!』
「わかんね…屋上に行ったらたまたま会っただけだからな。」
『その子の容姿はどないやったん?』
「栗色ロングヘアーの…美人。」

『『は…っ!?』』

え…?
なんかマズイ事言ったか?俺。
『『それ、碧斐ちゃんやん!』じゃん!』

え…?
…え?
エェェェエエエエエッ!?「う…嘘だろ。」
『ホンマやて!』
『腰くらいまで伸びたロン髪だろ!?』
「お、おぉ…?;;」
『碧斐ちゃんや!』
『碧斐ちゃんだ!』

マジで……………………?昨日、興味ない、と言ったのに…てか!前言撤回だ!
「あれが…谷城 碧斐…か。」

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