天才に恋をした
「間違ってたって…言いたくもなるだろ…自分の息子が、まさか…まさか…」
「間違ってないんだと思う。まぁくんと苗ちゃんは、これが正しい関係なのよ…」
親父が目を見開いた。
「どこが正しいんだよ…!?」
「声が大きいっ」
「とんでもないよ…俺は…まさかこんな…」
姉貴は気の毒そうに、親父を見つめた。
「お父さん…この二人は、好きとか嫌いを超えちゃってるよ」
母ちゃんもアッサリ追い討ちをかけた。
「もうカップルだよ」
親父が目をつぶり、天を仰いだ。
精魂尽き果てたらしい。
「どうして、こうなっちゃったのかなあ…」
次の瞬間、親父がするどく俺を見た。
「ニヤケてんじゃないよ!」
「ニヤケてねーよ」
「苗ちゃんがお前を選んだ訳じゃないんだからな!」
こんの親父…テンション下がることばっかり言いやがって。
「そうかなぁ…」
母ちゃんが言った。
「だって、真咲と行った場所に居たなんて…」
「もう寝るっ俺は寝るっ」
親父は唐突に話を断ち切って、二階へと上がって行った。
母ちゃんもあくびしながら言った。
「寝よ…」
「間違ってないんだと思う。まぁくんと苗ちゃんは、これが正しい関係なのよ…」
親父が目を見開いた。
「どこが正しいんだよ…!?」
「声が大きいっ」
「とんでもないよ…俺は…まさかこんな…」
姉貴は気の毒そうに、親父を見つめた。
「お父さん…この二人は、好きとか嫌いを超えちゃってるよ」
母ちゃんもアッサリ追い討ちをかけた。
「もうカップルだよ」
親父が目をつぶり、天を仰いだ。
精魂尽き果てたらしい。
「どうして、こうなっちゃったのかなあ…」
次の瞬間、親父がするどく俺を見た。
「ニヤケてんじゃないよ!」
「ニヤケてねーよ」
「苗ちゃんがお前を選んだ訳じゃないんだからな!」
こんの親父…テンション下がることばっかり言いやがって。
「そうかなぁ…」
母ちゃんが言った。
「だって、真咲と行った場所に居たなんて…」
「もう寝るっ俺は寝るっ」
親父は唐突に話を断ち切って、二階へと上がって行った。
母ちゃんもあくびしながら言った。
「寝よ…」