天才に恋をした
アクリョウとの対決
7-1
帰りの学活が終わって、部室に向かおうとしたら陸玖とぶつかった。
「なんだよ。部活行かねーの?」
陸玖が聞いていなかったように、深刻な顔で言った。
「乃愛さ、アレなに?」
「なにって…」
「ここ最近、休み時間のたびにうちの教室に来て、宮崎さんに付きっきりだし、今も一緒に帰ったよ」
「えっ…」
「他の女子ともしゃべらせないしさ」
「は?どういうこと?」
「他の女子が話そうとするだろ、そうすると乃愛が無表情で一切話に関わらないから、気まずくなって離れていくんだよ」
ムカッときた途端、手がズキッときた。
もう関わりたくねぇ。
関わっても…どうせ。
「好きにさせとけよ」
「いや、あれはカンペキおかしいよ」
「苗が…!」
つい声が大きくなった。
ほっとけ。
ほっとけ、俺。
「苗が決めたらいいことなんだよ」
「なんだよ。部活行かねーの?」
陸玖が聞いていなかったように、深刻な顔で言った。
「乃愛さ、アレなに?」
「なにって…」
「ここ最近、休み時間のたびにうちの教室に来て、宮崎さんに付きっきりだし、今も一緒に帰ったよ」
「えっ…」
「他の女子ともしゃべらせないしさ」
「は?どういうこと?」
「他の女子が話そうとするだろ、そうすると乃愛が無表情で一切話に関わらないから、気まずくなって離れていくんだよ」
ムカッときた途端、手がズキッときた。
もう関わりたくねぇ。
関わっても…どうせ。
「好きにさせとけよ」
「いや、あれはカンペキおかしいよ」
「苗が…!」
つい声が大きくなった。
ほっとけ。
ほっとけ、俺。
「苗が決めたらいいことなんだよ」