天才に恋をした
11-2
チャイムが鳴った。
「そこまで」
先生の声を合図に教室中が、ため息で充満した。
「終わった~!」
「…オワった」
相変わらず、古文と漢文は苦手だ。
それ以外は、イケてるんじゃないかと思う。
今すぐC組に行きたい。
苗の様子が知りたい。
陸玖に首尾はどうだったか、聞きたい。
だけど、何だか気に入らない。
意識してると思われたくねーし。
つーか意識してねぇし。
帰りの学活が始まった。
ほとんど耳に入らなかった。
「そこまで」
先生の声を合図に教室中が、ため息で充満した。
「終わった~!」
「…オワった」
相変わらず、古文と漢文は苦手だ。
それ以外は、イケてるんじゃないかと思う。
今すぐC組に行きたい。
苗の様子が知りたい。
陸玖に首尾はどうだったか、聞きたい。
だけど、何だか気に入らない。
意識してると思われたくねーし。
つーか意識してねぇし。
帰りの学活が始まった。
ほとんど耳に入らなかった。