とっても危険!?男子校に潜入しちゃった☆

最悪な編入


「じゃあ、雪森。先生が合図したら入ってくるんだぞ。」

「……はい。」

結局理玖の押しに負けて編入することになった私。

私の学校……花蓮女子学園には陸が一身上の都合で休むと連絡を入れたらしい。

ていうか名峰高校って県内でも有名なヤンキー男子校じゃないの!!!

はぁ……最悪な日になっちゃった。

理玖のばか。

なーにが

『ちゃんと1週間以内にパートナー見つけるんだぞ』

だってのよ。

ほんと自分勝手!ばかばかばかばか!!

しかもばか理玖ときたら

『パートナーにするやつ以外には正体ばれるんじゃねーぞ?下手に女がいるってわかっちまったら男共が暴走すっから』

なんなのよ!!

だったらこんなことさせないでよ!!

無理矢理、理玖がさせた男装のせいで髪の毛がぼさぼさになっちゃうじゃないのよー!!

自慢のさらさらロングが……

「……り、……もり!」

もう、うるさいな。

「聞いてるのか!!!雪森!!」

「うひゃぁぁい!!!!」

「お……おお。すごい声が出るんだな、雪森」

あーもう最悪だほんと。

理玖のばかのこと考えてたら、先生に怒鳴られた上、引かれちゃった。

「じゃ、行くか」

「わかりました……」

私はしぶしぶ先生についていった。



< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop