らぶぁーず*ぷりんせす
「昨日の・・・」
「へ、えっと・・・なんでっ・・・」
なんでっ・・・
そんなこと・・・聞くの・・・っ?
「・・・ッー」
少し頬を赤らめながらジッと私の目をみてそう聞く瀬尾くんに思わず言葉が詰まる
「・・・ごめん。・・・そろそろ、戻るか」
何も答えない私に見兼ねてか、腕時計を見てそういう瀬尾くん
「・・・ぅん」
なんでだろ・・・言葉が出なくなって・・・何も言えなかった
あんな・・・真剣な眼で見てくるんだもん・・・びっくりしたっ
麻希と颯斗が待つ場所へ歩き出し、瀬尾くんの後をついて行くように長い階段を下る
瀬尾くん・・・なんであの事聞いてきたんだろ
単純に結果が気になるから・・・?
それとも・・・他に何か・・・
どうしても・・気になるっ・・・
「ねぇ、瀬尾くッ」
ーーガタッ
「きゃぁぁあーーあ!!!」
「え、ちょっ!!?」
「・・・ーッ」