らぶぁーず*ぷりんせす
「さ、帰ろう。家どこ?」
「駅とは反対方向で、ここから15分くらい所です。」
私は雅樹先輩の隣に並んで、家に向かってトコトコと歩き始める
「いつも歩きなの?」
「はい!山あり谷ありって感じなので自転車より歩きの方が楽なんです!」
「ふーん、」
「雅樹先輩は家遠いんですか?」
「遠くはないけど、俺は迷子ちゃんと真逆で駅近なんだよね」
「え、じゃあ送って頂くのはココまでで充分ですよ!?」
反対方面とか私の家まで送ってまた戻るってことだよね?!
申し訳ないよっ!
「ま、気にしなくていいから」
「いやいやいや!!!!」
"気にするな"と言われましてもっ・・・
「それより、俺が言うのもなんだけどサッカー部のマネでほんとに良かったのか?」
「はいっ!今日の飲み会は少し大変でしたが・・・でも、皆さんが仲良しなの見てると嬉しくって!もっと見ていたいなって思うんです」