らぶぁーず＊ぷりんせす

「俺、彼氏に立候補していい？」








・・・・・・











「・・・へ？？な、何言ってッー」








「"何"って、そのままの意味だけど？」








「・・・ッー？！///」








そういい微笑む雅樹先輩








"彼氏に立候補"？！どういうこと？！







てかっ・・・こんなにカッコいい雅樹先輩が私にこんなのこと本気で言う訳ないよね








きっと、冗談か、何かだよねっ・・・








「も、もー茶化さないでくださいよ！私なんか、揶揄っても何も面白くないですよ？」







少しテンパり気味でも精一杯そう返すものの・・・







「揶揄ってなんかないよ」






「・・・なっ！？///」







っと、アッサリ返されてまた言葉に詰まる









「誰がライバルになるか分からないからね！先に気持ちを知っておいて貰おうかなって」










「きっ・・きもちってッー「じゃあまた明日、迷子ちゃん♪」








「え、ちょっ！センパイ？！」








引き留める私の声が届いてるのか届いていないのか、笑顔で手を振ってその場を去って行く雅樹先輩








「・・・えーっと・・、状況が・・・掴めないんですけど・・・」







ただ呆然と家の前で立ち尽くす私であった