自分への手紙




「柏崎さん、どこか悪いんですか?」



「疲れてるだけよ。境港さんこそ、また今日もきて、なに?どうせサボりなんでしょ?」



「え、ち、違いますって!でも、ちょっと寝かせて」



「えーっ?ほら、結局サボりじゃないの」



「いーの、いーの、寝るから」





僕はそう言って柏崎さんの眠っているベッドの隣のベッドに入った。




「仕方ないわねー10分だけよ!」



そんな事を言う先生を無視してチラッと柏崎さんを片目でみた。




カーテンが風で揺れて柏崎さんが見える。



なんか、僕、ストーカーぽくねぇ?


ていうか、柏崎さんってどうしていつも保健室にいるんだろうか。2日に1回はここに来る。よくサボりにくる僕は知ってる。




その時カーテンが大きく揺れて柏崎さんの腕が見えた。




真っ白な腕。そこに無数にある怪我……。




「は…?リスト…カット?」



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