女子力高めなはずなのに
継がせたいのは子を思う親の気持ちだと言う人もいるが、俺にはそうは思えない。それなら、なぜ兄貴は死を選ぶことになったのか。
当たり前だが、親と子は違う人間だ。違う心と体を持ち、違う脳みそで動いている。でも、母親にはそうは思えないらしい。
息子は自分の体から出てきた自分のオートマチックな手足。ある程度は勝手に動くが、基本は自分の思い通りに動いて当たり前。だって、自分の体の一部だから。
兄貴は優しかったのかもしれない。いつも母親の顔色を見て先読みして、母親の思った通りに動いていた。
いや、期待通りに動かないと愛されないという恐怖に支配されていたのかもしれない。
そして、自分を見失い、探しても見つからず、未来を見失って死んだんだ。
俺は兄貴のように優しくはない。兄貴のように母親から愛されることも期待していない。
母親も逃れられないしがらみに囚われて育った人だ。田舎の名士の家系で、偏った世界で生きてきた人。可哀想な人かもしれない。
でも、だからと言って母親と同じように俺もしがらみに囚われる必要はない。
だから、きちんと話をしよう。
今まで俺は弁護士には継がないと明言していたものの、母親に対して面と向かって意思を示さなかった。それは中途半端で不誠実だったと思う。
勘当だとか、財産は分与しないとか言われるかもしれないが、それでも俺は構わない。それについては、さくらにもちゃんと相談をした。
当たり前だが、親と子は違う人間だ。違う心と体を持ち、違う脳みそで動いている。でも、母親にはそうは思えないらしい。
息子は自分の体から出てきた自分のオートマチックな手足。ある程度は勝手に動くが、基本は自分の思い通りに動いて当たり前。だって、自分の体の一部だから。
兄貴は優しかったのかもしれない。いつも母親の顔色を見て先読みして、母親の思った通りに動いていた。
いや、期待通りに動かないと愛されないという恐怖に支配されていたのかもしれない。
そして、自分を見失い、探しても見つからず、未来を見失って死んだんだ。
俺は兄貴のように優しくはない。兄貴のように母親から愛されることも期待していない。
母親も逃れられないしがらみに囚われて育った人だ。田舎の名士の家系で、偏った世界で生きてきた人。可哀想な人かもしれない。
でも、だからと言って母親と同じように俺もしがらみに囚われる必要はない。
だから、きちんと話をしよう。
今まで俺は弁護士には継がないと明言していたものの、母親に対して面と向かって意思を示さなかった。それは中途半端で不誠実だったと思う。
勘当だとか、財産は分与しないとか言われるかもしれないが、それでも俺は構わない。それについては、さくらにもちゃんと相談をした。