女子力高めなはずなのに
じっと見降ろされて見上げた。

今日は猫背じゃない。

こんなに背、高かった……?

「何か聞くことがあるんじゃないのか?」

真剣な表情でそんなことを言われても、よく分からなくて首を傾げた。

「?」

「昨夜は何かあったんですか?だろ?」

なっ!

何言ってのよ、コイツ!

絶対になかったと確信してるんだけど……、記憶がないから「たぶん」としか言えない。

考えたくないけど、まさかまさか、何かあったの……?

もう他人じゃない、なんて言わないでよね。

おそるおそる見上げて聞いた。

「アンタ、私に何したの?」

「その聞き方はおかしいだろ?それに、俺にだって選ぶ権利くらいはある」

ニヤッと笑う色白やせ眼鏡。

は?
なんですと!

なにその言いぐさ!

つまり、何もなかったんじゃない!

「何もなかったんなら、わざわざ聞かせないでよ!この悪趣味!」

さてはコイツ、「選ぶ権利がある」って言いたかっただけだな……。

ムカつくー!

それにこの違和感。

やっと理由が分かった。
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