女子力高めなはずなのに
「ねえ、そのキャラなんなの?いつもの敬語はどうしたのよ?」

「お前こそ、上司に向かって敬語だろ?」

「アンタ、私の上司じゃないし」

「直接上司じゃなくても普通は敬語だろ?」

「……上司だっけ?」

「業務課長だけど何か?」

「ふーん」

そうだったんだ。

……業務課の課長なんて、全く気に留めてなかった。

だいたいアンタ、目立たなすぎなのよ!


「コーヒー、淹れてやったから飲めよ」

「あ、どうも」

誘導されて椅子に座った。

ホントだ。
コーヒーのいい香り……。


聞きたいことは山ほどあるな。

昨日、あの後どうなった?

どうして私はここにいる?

なぜ私は下着姿だった?

私の服はどこ?


思いに耽りながら、いい香りに誘われてコーヒーを一口飲んだ。

お?なかなか美味しい。

「フーッ」

一息ついたら少し気持ちが落ち着いてきた。
< 48 / 325 >

この作品をシェア

pagetop