明日ソラは翔けていく
はじまりのソラ


平成25年春

最近だと消費税がどうたらこうたらしてる現在

この密閉した教室に沢山の生徒で埋め尽くすこの空気


俺はとてつもなく息苦しく感じなから


今日からここ、東城大附属高等学校に入学する


校舎は広く、何よりこの学校のほとんどが進学希望ばかりの進学校

もちろんエスカレーター式で大学も行ける


そんな中で俺は…


ぼーっと過ごせてけばいいや


なーんて思ったり


だから特に将来とかどうでもいいや

そんな感じで入学した

学力はいい方なのか?

偏差値はいい方だと思うよ

自分でいうのはなんだけど頭は悪くないと思う


親がめんどくさい程の勉強好きでひたすら勉強に明け暮れる日々だったな


ガララッ

いきなり戸が開く

おー

こりゃ美少女だーとか

スタイルいいーとか

いきなりがやがやがはげしくなった

そんな中


その一人の美少女は

俺の前の席に着席した

出席番号順になってるこの席は

正しく

ほかの男子には羨ましいに等しいだろう

神席に


俺は座っている


激しく動揺とため息しか出ない俺


黒髪で…腰まで伸びる撫子のような髪の綺麗さ

「渡邉くんいいなー」

「ていうか渡邉くん意外とイケメンじゃない?」

おめーらのでけぇ声がこっちまで聞こえるっての





そう、

俺の名前言ってなかったな


俺は渡邉優弦(わたなべゆづる)


ごくごく一般かつ平凡主義者だ


だから…


何も染まらない


はずだった









放課後になり少し課題をやってから帰ろうと思っていたところだった



ん?


あれは…


そうか、もう部活動とかしてるんだな


「あれ?1年生ってまだ…」



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