厄介なkissを、きみと ー fairy tail ー
自分でもよくわからない、ってことが。
考えても答えが見つからないような、そんなことが。
この先も、あちこちで待ちかまえているかもしれないと思うと、なんだか面倒くさいような、面倒くさくないような。
でも、とりあえずは。
「……これを、どうやってなおすか、ってことなんだよな」
鏡に映る自分の、ぴょんとはねた寝癖。
水でパパッと濡らしてみたものの、なおる気配はない。
チラリと見たのは、確か姉ちゃんが使っているピンクのボトル。
シュッー…
ひと吹きしてみたものの、霧状になったその液体にむせる始末。
「ゲホッ、……オ、エッ」
こんなとき、タイミング悪く姉ちゃんが登場するもので。
「翔平ー?いつまで占領し……」
「あ……」
「あーっ!あたしのー!!
ちょっと、おかあさーん!!翔平が色気づいてんだけど!」
「………ゲホッ」
自分を変えるのって、なんだか少し。
くすぐったい。
【完】
