OUT
―パヒュウ!!!!!
―――バシィ!!!!!!
「…………つ!!!!」
一瞬の事だった。
真理和が俯いた瞬間、右頬に鋭い痛みを感じた。
下を見ると、少し自分の頬の皮が先ついたボウガンの矢が足元に落ちていた。
「………う…あ…」
前を向き、辺りを見回した。
周りには5人…いや、7人の軍人が永遠達を囲んでいた。
ハンドガン
ボウガン
ショットガン
それぞれの武器を向けて…。
体温が奪われていくような、背筋が凍ったような…不思議な感覚がした。