OUT
「……は…がは…と…永遠くん…」
「…と…永遠…!」
千草と真理和は、永遠の肩を優しくもつ。
永遠は大粒の涙を流し続けた。
「…みん…な…生きたい…外に出たい…そう言って死んでいったんだ!!!!なんで人の生と死を見て笑える!!?…なんで賭け事ができるんだよ!!?」
軍人達は武器をおろすと、俯いた。
それでも、永遠は叫び続ける。
「…返せ…真剣に生きてきた…みんなの命を返せぇ!!!!うぁああ!!!」
泣き崩れる永遠の元に、軍人が近づいてきた。
千草がすぐに永遠の前に来る。
「……こ…小林少佐…永遠くんには…手をださないで…ください…げほ!!!」
永遠の目の前に来た小林少佐という男は、ショットガンをかかげた。
「…え…」