病弱女子とお医者様
ママ「……き。…き。咲。」

ママの声がする。

ママ「咲起きた?もう8時だけど、
  ご飯食べれそう?」

少しお腹すいてるから、
食べることにした。

ママ「まだ、熱高そうね。
  喉の痛みはどう?」

 『大分ひいてきたよ。』

ママ「そう、良かった。じゃあ、
  食べれるだけ食べてね。」

 『ありがとう。』

ママは部屋から出て行った。

お昼は、卵がゆだけど、梅のお粥に
変わっていた。

多分、味に飽きるのを考慮してくれたの
だと思う。

ママのご飯は、自分で作るのより、
当たり前だけど美味しい。

それに、愛情が込められてるから、
食べててほっこりする。

喉の痛みがひいたからか、
今回は全部食べられた。

まだ、頭が痛いけど、食べた食器を
ママのところへ持っていく。

ママ「置いておいてくれればあとで
  取りに行ったのに…。でも、全部
  食べられたのね。偉かったね咲。」

頭を撫でてくれる。

パパ「咲。大丈夫か?おいで。」

気づいたらパパもいて驚いたけど、
安心してパパの所へ行った。

パパ「頑張って治して、お腹の子に
   栄養送らなきゃな。でも、
   咲お腹大っきくなったな。」

 『重くない?』

パパ「大丈夫。そんなに
   ヤワじゃないよ。」

パパ「咲、早く治さなきゃいけないから、
   もう寝なさい。」

頭をポンポンしてもらっているうちに、
眠りについてしまった。
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