ニンゲン釣りゲーム
ふと、走って逃げようとしている夏樹と美月の後ろ姿が見えた。
そうだ、お返しをしなくちゃ……。

「私も手伝うよ。目障りな残りのふたりを消すのを……」

彩乃は、ヤリを手にしながら微笑む。

彩乃とひとみは、閉鎖されたこの空間だからこそ芽生えた異常な友情を確かめ合うかのように、固く手を握り合った。
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