恋のはじまり?
「だって、お前、営業部内でも、上にある物を取る時、踏み台ですら怖々乗ってるだろ?だから、少しでも高い所がダメなのかな、って思ってたから」
上司だから、部下の事を見ていて当然なのかもしれないけど、課長が同じ営業部内でもあまり関わりの無い私の事もちゃんと見ていてくれた事に、また驚いた。
「だから、もし届かないのなら、野崎や誰かに頼め。いいな」
「でも……」
私が何かを取りに行くのは、私自身必要な物、もしくは、今みたいに頼まれた物なんだから、私がやらなきゃいけない、と思うんだけど……
しかも、仕事だし、それくらいの事で甘えていいのだろうか……
私の頭の中で考えている事がわかったのか、
「いいな」
課長は有無を言わさぬ表情で私を見る。
「……は、はい」
「よし、わかったならいい」
私が頷くと、課長は優しく微笑み、嬉しそうに私の頭をまた撫で、営業部のドアを開け、何事も無かったかのように、中へ入って行った。
上司だから、部下の事を見ていて当然なのかもしれないけど、課長が同じ営業部内でもあまり関わりの無い私の事もちゃんと見ていてくれた事に、また驚いた。
「だから、もし届かないのなら、野崎や誰かに頼め。いいな」
「でも……」
私が何かを取りに行くのは、私自身必要な物、もしくは、今みたいに頼まれた物なんだから、私がやらなきゃいけない、と思うんだけど……
しかも、仕事だし、それくらいの事で甘えていいのだろうか……
私の頭の中で考えている事がわかったのか、
「いいな」
課長は有無を言わさぬ表情で私を見る。
「……は、はい」
「よし、わかったならいい」
私が頷くと、課長は優しく微笑み、嬉しそうに私の頭をまた撫で、営業部のドアを開け、何事も無かったかのように、中へ入って行った。