交わらなかった平行線。



『次のイベントはツートップ構成で行おうと思う。』



ツートップ…

普通の立ち位置と違い

センター確率が2人に増える…。



『センターは…涼太とゆうあ二人だ』


…バチッ


涼太と目が合い

いつもの優しい笑顔を見せた…。



"センター"



それは

いつも一歩手前で掴めなかった

私がずっと目指してた物…。



手に入れたくて

仕方なかった物…

はじめて…掴めたんだ…

手に入れたんだ…。




『ふぇ…っ…うっ…』



気づいたら

私は泣いていた

そして

涼太は優しく頭を撫でながら



『おめでとう…』



優しい笑顔でそう言った…。




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