交わらなかった平行線。
『駿太を超える日が来るなんて思わなかったなー♪』
『浮かれるな、次は負けねぇからな』
『まあまあ、初めてのゆうあのセンター何だから祝ってやれよ…な?』
この8年間
私達は兄弟のようにいつもそばにいた。
いや
正確には二人は兄弟だけど
家族よりも
学校の友達よりも
長い時間を過ごしてた…。
そして…
その長い時間を過ごす間に
当たり前のように
わたしは涼太に恋をした…。
『ずっと三人で踊りたいな…』
そして大事な
わたしの大切な場所だった…。